2016年12月02日

「産経に懲罰を加えねば」 当時の韓国大統領府首席秘書官のメモ明かされる

******************************************************
産経新聞 2016.12.2 19:24
「産経に懲罰を加えねば」 当時の韓国大統領府首席秘書官のメモ明かされる 元ソウル支局長問題、厳罰へ強い意思.

12-2  産経新聞の加藤達也元ソウル支局長(川口良介撮影).  wor1612020042-p1.jpg
▲産経新聞の加藤達也元ソウル支局長(川口良介撮影).

 【ソウル=名村隆寛】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉をコラムで毀損(きそん)したとして在宅起訴され、昨年12月にソウル中央地裁から無罪判決を受けた産経新聞の加藤達也元ソウル支局長(50)の問題に、韓国大統領府から具体的な指示などの関与があったことを示す、当時の大統領府首席秘書官のものとされるメモが2日、明らかにされた。

 このメモは、加藤元支局長が起訴された2014年に、検察などを統括する大統領府民情首席秘書官を務めていた金英漢(キム・ヨンハン)氏(今年8月に死去)によるものとしている。韓国報道機関の全国労組「全国言論労働組合」が2日、記者会見で公開し、明らかにした。

 メモのうち、加藤元支局長に関する部分は、大統領府が「法的責任をとらせる」とし検察が加藤元支局長を出国禁止にした同年8月7日から、在宅起訴直前の10月6日にかけてのもの。

 メモによると、出国禁止措置を取った8月7日には、「産経を忘れてはだめだ。懲らしめてやる。リストを作り、追跡し、処断するよう情報収集、警察、国家情報院のチームを構成するように」などと記されていた。

 メモからは、加藤元支局長を法廷で厳罰に処すという大統領府の強い意思と同時に、問題が内外で波紋を広げることへの懸念や、事後対策を立てていた様子がうかがえる。

 メモが公開されたことで、韓国メディアは「加藤氏の起訴も大統領府の作品」などと批判している。



加藤達也元ソウル支局長(社会部編集委員)「恐ろしさすら覚える」

 「当時、産経新聞と私が韓国政権中枢の激しい怨嗟(えんさ)の的になっていたことを改めて感じる。朴槿恵大統領の意向がどの程度反映されたものか判然としないが、韓国の検察による捜査、事情聴取、起訴といった一連の行為が政権中枢からの指示によるメディア攻撃であることも示している。政権総掛かりの個人攻撃だったことに、怒りというよりも恐ろしさすら覚える」



小林毅・産経新聞社編集担当取締役「憤り禁じ得ない」

 「今回公表されたメモが事実であるとすれば、加藤達也元ソウル支局長への捜査、在宅起訴は大統領府が特定の報道機関を標的にしていたことになり、大きな憤りを禁じ得ない。今後の事態の推移を強い関心を持って注視していく」

http://www.sankei.com/world/news/161202/wor1612020042-n1.html
-------------------------------------------------------------------------------
産経新聞 2016.12.2 22:28
【韓国首席秘書官メモ公開】
「国家元首への冒涜許さぬ」「産経支局長に酌量の理由なし」…言論の自由、真っ向無視 海外の批判高まりに危機感も.

12-2  黄教安氏  wor1612020046-n1.jpg
▲黄教安氏(聯合=共同).

 韓国大統領府の元民情首席秘書官のものとされるメモは加藤達也元ソウル支局長の処罰に向け、大統領府から組織的な捜査の指令があったことをうかがわせる生々しい内容となっている。

 「言論の自由の名の下に国家元首を冒涜(ぼうとく)することは許されない」との記述からは、「言論の自由」に真っ向から挑んだ当時の大統領府側の心境がにじみ出ているようだ。また、当時法相だった黄教安(ファン・ギョアン)首相が「産経支局長に情状酌量の理由がない」と語ったとみられる記述もあった。

 その半面、海外メディアから批判が出始めると「内外の言論(報道機関)注視」「言論団体への説明」といった記述も登場。言論弾圧に対する反発への危機感も示されていた。

 外交問題に発展するのを心配していた形跡もあった。韓国当局による加藤元支局長への対応が日本の世論を悪化させていることへの懸念や、日韓問題に及ぼす影響、特に慰安婦問題で日本政府が態度を硬化させることを予測し、対応に苦慮する様子が手に取るように分かる。

 メモを残したとされる金英漢(キム・ヨンハン)氏は加藤元支局長の無罪判決が出た昨年、地方の大学教授となり、弁護士となった今年、死去した。メモが公になった今、韓国大統領府は前代未聞の不祥事に見舞われている。無理な法的処罰を試み、日本世論の反発を引き起こした大統領府は2年後の今、自国の世論の批判にさらされている。(ソウル 名村隆寛)

http://www.sankei.com/world/news/161202/wor1612020046-n1.html
-------------------------------------------------------------------------------
<関聯記事>
産経新聞 2016.11.29 22:08
【激震・朴政権】
最後まで説明責任放棄した「不通政権」 元ソウル支局長の加藤達也社会部編集委員.

12-2  国民向け談話の発表を終えた韓国の朴槿恵大統領=29日  wor1612020030-p1.jpg
▲国民向け談話の発表を終えた韓国の朴槿恵大統領=29日、ソウル(聯合=共同).

 国政介入事件の責任追及を受ける中で、事実上の辞任表明となったが、朴槿恵大統領の談話には、自分自身がこれまで、どの点を追及されていたのかの認識が示されていない。一方で、辞任問題を国会に任せると言っているが、責任を突然放棄したようにみえる。

 朴大統領はこれまで、他人に明確に意思を表明せず、何を考えているのか分からないという意味で、「不通政権」と批判されてきたが、今回の談話は、韓国国民やメディアに対する説明責任を最後まで果たすつもりがないことを明確にした。

 説明責任を果たさず、周囲に忖度させる政治手法は、父の朴正煕政権当時の独裁時代ならば受け入れられたかもしれないが、現代の韓国においては、このような権威主義の復活は容認されなかったのだろう。

 日韓関係をめぐっては、慰安婦問題における少女像の撤去、安全保障における日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の安定的運用が大きな課題として残ったが、これらを次期政権が実行するという確約はない。日韓関係が不安定化する可能性もあるだろう。(社会部編集委員)

http://www.sankei.com/world/news/161129/wor1611290041-n1.html
-------------------------------------------------------------------------------
ハンギョレ新聞社 
[社説]朴大統領の“ずる賢い策略”でも退陣は免れない.
登録 : 2016.11.30 02:22修正 : 2016.12.02 23:42

 朴槿恵(パク・クネ)大統領は率直でも正直でもなかった。自分の過ちを認めることも、責任を取る覚悟もなかった。むしろさらにずる賢くなり老獪になった。浅知恵で急場をしのぎ、反撃の機会を狙おうとする思惑だけが目立っていた。朴大統領が29日発表した3回目の国民向け談話は、国民の期待を再び裏切ると共に、さらに激しい失望と怒りをもたらした。
 朴大統領は談話で「大統領職の任期短縮を含めた進退問題を国会の決定に任せる」と述べた。自分の責任を巧みに回避してボールを政界に渡してしまった。表向きは「何もかも手放した」かのように超然としたふりをしたが、実際には大統領の座をつかんで離さないための執着と意地がひしひしと伝わってくる。辞任問題は、朴大統領自身が決断すれば済む問題だ。それでもボールを政界に渡した理由は明白である。朴大統領には辞任する気が爪の垢ほどもない。

12-2  大統領府のブリーフィングルームで3回目の国民向け談話を発表  148044011275_20161130.jpg
▲朴槿恵大統領が29日午後、大統領府のブリーフィングルームで3回目の国民向け談話を発表している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社.

 朴大統領が自分の「進退」問題を今になって取り上げた理由は明らかだ。国会の弾劾訴追案の発議が目前に迫り、焦っているのだ。朴大統領は当初国会の弾劾訴追案の発議・通過が困難であると判断し、終始「弾劾するならやってみなさい」と言わんばかりの態度だった。ところが、弾劾案の可決が既成事実化すると、政界の戦列かく乱に乗り出した。

「検察の事情聴取を拒否」したことについては全く触れず

 朴大統領の3回目の国民向け談話は結局、弾劾を阻止するためのずる賢い術策だ。セヌリ党のチョン・ジンソク院内代表が野党側に弾劾の日程を原点から再検討することを要求し、非朴系の中にも「即刻弾劾」を躊躇する雰囲気があらわれていることが、それを裏付けている。特に、朴大統領が自分の進退問題を国会の「合意」と結びつけたのは、実に狡猾だ。合意が行われるためには、野党だけでなく、セヌリ党までも同意しなければならないが、これは現実的にほとんど不可能だ。朴大統領は不可能なことを国会に求め、巧妙に抜け出そうとしているわけだ。

 朴大統領がこれまで必死に無視していた「秩序ある退陣論」を今になって取り上げたのも、見え透いた策だ。政界ではこれまで、国政の空白を最小化できる秩序ある政局収拾策をめぐり、様々な議論が活発に行われてきた。挙国中立内閣の構成後に大統領の辞任、大統領の任期短縮のためのワンポイント改憲など、様々な案が提示された。"メニュー"が多すぎるとかえって選びづらくなるものだ。朴大統領は、このような隙を狙って、餌をまくことで、政界を百家争鳴の争いに引きずり込んだ。政界が議論を戦わせるのに夢中になり、なかなか決定を下せない間、時間を稼ぎながら、戦列を整えるという思惑だ。特に、朴大統領が「任期の短縮」という表現を使ったのは、改憲を念頭に置いたものとみられる。野党の分裂まで狙った実に狡猾な術策と言わざるを得ない。

 今回の国民向け談話を通じて改めて確認された事実は、朴大統領は依然として自分の過ちを全く認めていないということだ。朴大統領はこの日も「チェ・スンシルゲート」について「自分にとっては国のための公的な事業だった」と強弁しつつ、「一瞬たりとも個人の利益を追求したことがない」とか「周りを管理しなかった過ち」など、従来の主張を繰り返した。チェ・スンシル氏とチャ・ウンテク氏らの起訴状で、朴大統領が彼らの利権確保を積極的に助けた「共犯」と名指しされた部分などは、気にも留めなかった。朴大統領が、依然として自分の非を認めないからこそ、辞任しなければならない理由がないと信じるのは当然の帰結だ。

進退をめぐる論議は弾劾の後にしても遅くない

 朴大統領の対国民談話はすでに"言葉の信頼"を失った。朴大統領は2回目の国民向け談話で「検察の捜査に誠実に臨む」と約束したが、実際、検察捜査が目の前に迫ると、「人格殺人」とか「時間がない」というとんでもない理由を挙げて拒否した。朴大統領の3回目の国民向け談話が最小限の真摯さを保つためには、このような"二枚舌"に対する説明と言い訳がなされるべきだった。しかし、朴大統領はその部分については口をつぐんだ。そのため、大統領の談話は感動を与えることができなかった。ひとまず、弾劾案の阻止と時間稼ぎの意図が実を結ぶと、朴大統領がまたどのように前言を翻すか、誰にも分からない。たとえ国会が合意しても、さまざまな理由を並べ立てて拒否する可能性も考えられる。朴大統領は自分の任期を全うするためなら、常識や良識、体面などはすでに脱ぎ捨てて久しい。

 朴大統領のこの日の国民向け談話で、政界が進むべき道は一層明らかになった。弾劾案をゆるぎなく推進しなければならない。朴大統領のかく乱策がすでにセヌリ党の中である程度効力を発揮している状況を考えると、より緻密なアプローチが求められる。朴大統領の進退問題に対する国会レベルの議論が必要なら、弾劾案の成立後にしても遅くない。憲法裁判所の決定が出る前に国会が合意案を導くこともあり得るし、朴大統領が自ら辞任することも一つの方法だ。結局、朴大統領の3回目の国民向け談話によって、弾劾案を圧倒的に通過させなければならない必要性はさらに高まった。もし朴大統領の姑息なやり方によって国会が混乱に陥ってしまったら、キャンドルはさらに大きく燃え上がることになるだろう。

韓国語原文入力:2016-11-29 18:45
http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/772527.html 訳H.J(2370字)

http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/25815.html
-------------------------------------------------------------------------------
ハンギョレ新聞社
「大統領は降服せよ」…高校生「討槿惠檄文」大反響.
登録 : 2016.12.02 22:21修正 : 2016.12.03 08:42

「大人たちは『じっとしていなさい』と言うけれど 
私たちがすることは正いこと…行動することに」
.

12-2  清州S高校に貼り出された大字報「討槿惠檄文」  148068484786_20161202.jpg
▲清州S高校に貼り出された大字報「討槿惠檄文」//ハンギョレ新聞社.

 「朴槿恵(パク・クネ)-崔順實(チェ・スンシル)ゲート」が弾けた以後、大統領を風刺する文や画像が相次いでいるなかで、今度は忠清北道清州(チョンジュ)のある高等学校の生徒たちが学校に張りだした大字報が話題になっている。
 清州S高校の生徒たちは先月28日、学校の正門に「討槿惠檄文」という大字報を張りだした。「朴槿恵(パク・クネ)を叱る文」という意味のこの大字報は、新羅最高の文筆家、崔致遠(チェ・チウォン)の「討黄巣檄文」を改作して書かれた。討黄巣檄文は、唐の塩商人である“黄巣”が農民反乱を起こした時、崔致遠が黄巣に降服を勧めて送った檄文で、この文を読んだ黄巣がとても驚いて椅子から転がり落ちたという話が伝えられている。

 S高校の生徒たちは大字報を通じて「およそ、愚かさを持って図々しさを守るのを“鶏”と言い、欲望を持って国を汚すのを“順實”という」として「“真実”な者は光を持つことにより成功し“順實”な者は闇を持つことにより敗れるものだ」と指摘した。生徒たちはまた「大統領は未練がましいまねせず、早く機会を見つけて貴女にも良くて私にも良い下野をして、過ちを直すようにしろ」と警告する。

「船が沈没しても7時間を浪費して、まともな真相究明をせずに遺族を憤怒させ、一人の農民が光化門(クァンファムン)で集会に参加し放水銃に撃たれて亡くなっても謝罪すらせず、慰安婦被害者が望まない合意を強制したので、大統領の図々しさだけが増えている」

 大字報には朴大統領の過ちがきめこまかく羅列されている。さらに生徒たちは「およそ人のことというのは、自ら知っていることより良いわけがない」として「朴槿恵大統領は事情を察してよく聞け」と叱った。

 この大字報を準備した生徒たちは「大字報を準備する中で多くの反対に直面した。多くの先生方が『こういうことは生徒のすることではない。じっとしていなさい』とおっしゃった」として「しかし、今までに起きた多くの事件とそれによる結果を見て、それでも『じっとしていなさい』という言葉に従うことはできない」と話した。そして「このことで懲戒を受けるかも知れず、困難に遭うかもしれないが、私たちがしていることは決して正しくないことではないことは確信できる」と付け加えた。

韓国語原文入力:2016-12-01 14:10
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/772823.html 訳J.S(1168字)

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/25839.html
-------------------------------------------------------------------------------
ハンギョレ新聞社
“親朴九人会”毎日集い…「朴大統領反撃作戦」会議.
登録 : 2016.12.02 22:26修正 : 2016.12.03 10:49

ソ・チョンウォン、チェ・ギョンファン 
ユン・サンヒョン、チョン・ウテクなど親朴核心 
10月25日の1回目の談話以降、毎日集まり会議
会議の結論はイ・ジョンヒョン代表を通じ大統領府に伝達
「秩序ある退陣」など、意思統一し弾劾の推進力弱化を図る
.

12-2  “親朴九人会”毎日集い…  148068508427_20161202.jpg
▲左上からソ・チョンウォン、チョ・ウォンジン、ユン・サンヒョン各セヌリ党議員。左下からチェ・ギョンファン、ホン・ムンジョン・セヌリ党議員=資料写真//ハンギョレ新聞社.

 11月9日午後。ソウル汝矣島(ヨイド)のマリオットホテルに行事のため立ち寄ったナム・ギョンピル京畿道知事は、思いがけない会合を偶然目撃した。親朴系の座長とされるソ・チョンウォン議員をはじめ、チョ・ウォンジン最高委員やチョン・ガビュン、チェ・ギョンファン、ホン・ムンジョン、ユン・サンヒョン議員など8〜9人の核心親朴議員が会議をしていた。ナム知事は週刊ハンギョレ21とのインタビューで「核心親朴系が政局対策を議論し、それを朴大統領に伝達する作戦会議だと直感した」と話した。
 これらは「親朴九人会」と呼ばれる。朴槿恵(パク・クネ)大統領の“五臓六腑”(チェ・スンシル)と“生皮”(ドアノブ3人衆)が消えた空白を、彼らが埋めているという話がセヌリ党周辺で広まっていた。 

 これら親朴九人会が10月25日、朴槿恵大統領の1回目の国民向け談話の発表以降本格的に集まるようになり“反撃”を準備してきたという事実が初めて明らかになった。

 会合の参加者であるチョ・ウォンジン最高委員は、週刊ハンギョレ21との電話インタビューで「本格的に集まるようになったのは1カ月前くらいだ。毎日集まっている」と話した。チョ最高委員はまた「ソ・チョンウォン議員を中心にチョン・ガビュン、ウォン・ユチョル、チョン・ウテク、ホン・ムンジョン、チェ・ギョンファン、ユ・ギジュン、ユン・サンヒョン議員が固定メンバーだ。(会合の)結論はイ・ジョンヒョン代表を通じて大統領府に伝達している」と話した。

 すなわち、少なくとも10月25日以降は毎日これら九人会が集まって、政局対処方案を相談し、それをイ・ジョンヒョン代表が大統領府に伝えているということだ。

 九人会の軸であるソ・チョンウォン、チェ・ギョンファン、ユン・サンヒョン議員らは、4月の総選挙公認を控えてソ議員の地方区での公認を申し込んだキム・ソンフェ元議員を脅して申請を撤回させた前歴がある。総選挙敗北後には党の革新を正面から阻む動きを見せてきた。

 親朴九人会の影響力は、11月29日朴槿恵大統領の3回目の国民向け談話ではっきり確認された。朴大統領と核心親朴は、弾劾の推進力を弱化させるため一糸不乱に動いた。彼らは談話の前日である11月28日にも会合を開き、「朴大統領が第一線から退くことを前提に、国会が今後の政治日程に合意すれば、それに従うことが最善の収拾案だ。秩序ある退陣をしなければならない」と意見を集め、これをホ・ウォンジェ政務首席秘書官を通じて(大統領に)伝えた。弾劾が行われれば、朴大統領と共に共犯に追い込まれ政治的回復が不可能になるという判断の下、与野党交渉を名分に弾劾の無力化に乗り出したのだ。

 翌日、朴大統領は3回目の国民向け談話の内容として「与野党政界が議論して、国政の混乱空白を最小化して、安定的に政権を移譲できる方案を作れば、その日程と法手続きに従い大統領職から退く」と述べた。親朴九人会の結論とそっくりだった。

 これを受けてセヌリ党は12月1日、4月までに大統領退陣、6月に早期大統領選挙を党論として決めた。弾劾参加を公言していた非朴系がこれに参加したことにより、国会の弾劾に向けた動力は顕著に低下した。親朴九人会の提案→朴大統領が受け入れ→野党の内輪もめ→弾劾が不透明に、この一連の流れが親朴九人会の構想どおりに一瀉千里に進められたのだ。

 親朴覇権主義を日常的に行ってきた彼らの“助言”は、政略的術策ばかりに偏っており、朴大統領の民心逆行を煽っているという指摘が少なくない。セヌリ党非朴系のハ・テギョン議員は「大統領に対する親朴核心の助言は、自分たちの党内既得権の維持だけに焦点を合わせている。結果的に国家の混乱をさらに長期化させる可能性が高い」と述べた。

韓国語原文入力:2016-12-02 19:46
http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/773053.html 訳J.S(1905字)

http://japan.hani.co.kr/arti/h21/25840.html
-------------------------------------------------------------------------------
聯合ニュース 2016/12/02 20:42
韓国特別検察官が方針 「空白の7時間」も捜査対象.

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と親友の崔順実(チェ・スンシル)被告をめぐる一連の事件を捜査する特別検察官に任命された朴英洙(パク・ヨンス)氏は2日、2014年4月16日に発生した韓国旅客船セウォル号沈没事故当日の朴大統領の行動がはっきりしない「空白の7時間」についても捜査する方針を示した。

12-2  報道陣の前で話す朴英洙氏=2日  AJP20161202005500882_01_i.jpg
▲報道陣の前で話す朴英洙氏=2日、ソウル(聯合ニュース).

 朴英洙氏は記者団とのやりとりの中で、崔被告に国家機密が漏れていた問題と「空白の7時間」を関連付けた上で「『7時間問題』は青瓦台(大統領府)の綱紀にかかわる問題で、(捜査)対象になる」と述べた。

 セウォル号事故当日の朴大統領の行動については、青瓦台が具体的な執務場所などに触れてこなかったこともあり、さまざまなうわさや臆測を呼んだ。そんな中、青瓦台は先月、突じょホームページに「誤報・怪談(デマ)を正す」というコーナーを設け、「セウォル号7時間、大統領はどこで何をしていたのか?――これがファクト(事実)です」と題した文章を掲載。「主に官邸の執務室を利用していた」と明らかにした。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2016/12/02/02000000-00AJP20161202005500882.HTML
-------------------------------------------------------------------------------
依然として日本は敵性国家であり、一番先に攻撃対象になる場所は朝鮮半島であると、再び侵略されると思い込んでいる韓国人。その裏には日本を侵略する意図があるからなのだろう。.

ハンギョレ新聞社
「朴槿恵は父親の祖国である日本のために死ぬ覚悟を決めたようだ」城南市長が強く批判.
登録 : 2016.11.24 00:39修正 : 2016.11.24 06:49

「韓日軍事情報包括保護協定は、売国の現場」 
「売国奴の処断の第一歩は退陣と弾劾だけ」
.

12-2  イ・ジェミョン城南市庁(11.24)  147990525934_20161123.jpg
▲イ・ジェミョン城南市庁=資料写真//ハンギョレ新聞社.

 23日、韓国と日本が軍事情報の直接共有のための軍事秘密情報保護協定を締結し、激しい非難の嵐が起こる中、野党の大統領候補でもある京畿道城南市
(ソンナムシ)のイ・ジェミョン市長が「売国の現場」として強く批判した。

イ市長はこの日昼、自分のフェイスブックを通じて「売国の現場を目撃する気持ちは無残なものだ。軍事的側面から見ると、依然として日本は敵性国家であり、日本が軍事大国化する場合一番先に攻撃対象になる場所は朝鮮半島であることは明らかだ。それなのに日本の軍隊を公認する軍事協定とは…」と惨憺たる心境を伝えた。彼は特に、朴槿恵(パク・クネ)大統領が国民の退陣要求と国会の弾劾手続きが進められているにも関わらず、この協定の締結を強行したことについて「どうやら朴槿恵は父親の祖国である日本のために死ぬ覚悟を決めたようだ。死ぬ覚悟の売国奴にはどうすることが正しいだろうか」と問いかけもした。

 イ市長はこの日、韓信大学国際関係学部の特別講演でも「この協定が持つ意味は、日本軍が朝鮮半島に第一歩を踏み出す契機になるということだ。すべての国民が反対しているのに政府が協定を結んだ。日本は過去の侵略に対しただの一度も反省や謝罪をしていないのに、協定を締結したことは過ちだ」と糾弾した。

 彼はまた、「朴槿惠-チェ・スンシルゲート」と関連しては「(朴槿恵大統領が最初は)検察の捜査に応じると言ったのは、自分が任命した検察によって(実体を)覆うことができると信じたためのようだ。(しかし検察が)録音までを証拠として提示すると、いまになってしらを切って検察の捜査は受けられないという。(朴大統領は検察捜査の起訴事実に)反撃するため、時間稼ぎをしている」と主張した。さらにイ市長は「現在韓国は民主共和国を回復しているのではなく、民主共和国をつくっている最中だ。1%が国を支配する、いわゆる既得権を持った支配層は、国民を(国家の)主人ではなく支配対象と見ている。機会と資源、競争が非常に公正でない中で、大多数の国民の生活が荒廃している」と嘆いた。

韓国語原文入力:22016-11-23 19:46
http://www.hani.co.kr/arti/society/area/771604.html 訳M.C(1052字)

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/25748.html
-------------------------------------------------------------------------------
ハンギョレ新聞社
[インタビュー]「国民だました『韓日合意』は無効…諦めなければ正義は訪れる」.
登録 : 2016.11.29 01:41修正 : 2016.11.29 07:36

正義記憶財団のチ・ウンヒ理事長 
 
「昨年の12・28、絶対に忘れられない」 
怒った市民による寄付金で「財団」発足 
憲法訴願を提起し損害賠償訴訟中 
「疲れを知らない市民の姿に胸が一杯になる」
.

11-29  正義記憶財団のチ・ウンヒ理事長   48035125942_20161129.jpg
▲チ・ウンヒ正義記憶財団理事長が24日午前、ソウル麻浦区城山洞の戦争と平和女性博物館で、日本政府と結んだ日本軍「慰安婦」被害者関連「韓日合意」の無効を主張している=キム・ボンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社.

 「昨年12月28日、韓日合意のニュースを聞いた瞬間を絶対に忘れられません。その日から2日間、何ものどを通りませんでした。日本軍慰安婦被害者が数十年間積み上げてきたものを、政府が一瞬で台無しにしたのではありませんか。どうしてそんなことができますか?」
 今月24日、ソウル麻浦区(マポグ)の戦争と女性人権博物館で会ったチ・ウンヒ「日本の性奴隷諸問題解決のための正義記憶財団」(正義記憶財団)理事長(写真)は、改めて義憤を隠せなかった。市民たちもまた「12・28合意」に憤りを覚えていた。合意の見返りに日本大使館前の少女像撤去を要求したという話を聞いて、大学生たちは24時間少女像を守り、水曜集会には数千人が殺到した。正義記憶財団は怒れる市民たちの募金で作られた。

 博物館に設置された少女像の前に座ってチ理事長は、断固とした声で「韓日合意」の無効を主張した。

 彼女は女性運動界の"大樹"のような存在だ。梨花女子大学社会学科を卒業してセメント関連会社に勤めていた1969年、栄養失調や過労で倒れた女性労働者たちを目撃し、女性運動に飛び込んだ。1983年には女性平友会の共同代表を、1998年には韓国挺身隊問題対策協議会の共同代表を務めた。公職に入門して盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時には第2代女性部長官を歴任し、徳成女子大学の学長を2期務めた。去年の韓日合意は、彼女を再び市民運動に呼び戻した。「故郷に帰ってきたような気がします」

 チ理事長は韓日合意を「嘘と欺瞞の上に積み重なった合意」と定義した。「政府は韓日合意の発表直後『政府は最善を尽くした』、『日本政府が謝罪した』などの嘘で国民を騙しました」

 最近、12・28韓日合意を朴槿恵(パク・クネ)大統領が独断で決めたという疑惑が、ハンギョレの報道によって提起された。主務長官であるユン・ビョンセ外交部長官が「3カ月間だけ時間の余裕を与えてもらえたら、改善された合意を導いてみせる」と朴大統領に要請したが、受け入れられなかったということだ。外交部はこのような疑惑を否定したが、チ理事長は依然として疑念を振り払えないと話した。彼女は「最近の時局を見ていると、その合意も朴大統領がしたのか、それともチェ・スンシル氏がしたのかも、分からない。 誰と相談したのか、疑わしい」としたうえで、「韓米日の軍事・安保協力強化のために生贄に捧げられたのが、韓日軍事情報包括保護協定とTHAAD(高高度防衛ミサイル)、そして慰安婦被害問題ではないだろうか」と指摘した。

 政府が設立した「和解・癒やし財団」は最近、日本が差し出した拠出金を被害者ハルモニ(おばあさん)23人に現金で支給したという。支給額が6000万ウォン(約580万円)、4000万ウォン(約380万円)などとまちまちであり、差等支給の疑惑も浮上した。「差等ではなく、分割支給するためにそのようにした」と財団側は否定した。

 チ理事長は「ハルモニたちにいかなる基準に基づいてそのようなことをするのか、あきれ果てる限りだ」とし、「ハルモニたちの状況を利用したものとみられる。ハルモニたちにこの癒やし金をどう説明したのかも分からない。一部の被害者たちが癒やし金をもらったとしても、日本に謝罪と賠償を要求をするのに、問題になることはないと考えている」と語った。

 今年8月22日、国家人権委員会から設立許可を受けた正義記憶財団は、韓国戦争当時の連合軍文書などの過去の資料を発掘し、被害者を支援する事業を担当している。被害者29人と遺族8人を代理して韓日合意に対する憲法訴願を提起し、被害者12人と共にソウル中央地裁に韓国政府に対して一人当たり1億ウォン(約960万円)の損害賠償訴訟も起こした。

 正義記憶財団は、韓日合意1周年を迎える来月28日、被害者・遺族らと共に韓国の裁判所に日本政府に対する損害賠償請求訴訟を提起する計画を立てている。チ理事長は「七十を過ぎた私が街頭に立たざるを得ない状況を作った政府を見ると、ため息が出るが、数十年間諦めなかった市民を見ると、胸がいっぱいになる」として、「量的変化が質的変化をもたらし、歴史の進展が起きる。遅々としているように見えても、常に記憶して行動すれば、(いつかは)正義が訪れると信じている」と話した。

韓国語原文入力:2016-11-28 19:21
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/772347.html 訳H.J(2062字)

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/25797.html
-------------------------------------------------------------------------------
聯合ニュース 2016/12/02 16:14
韓国地裁 政府に慰安婦合意の「法的意味」説明求める.

【ソウル聯合ニュース】韓国の旧日本軍の慰安婦被害者が昨年末の慰安婦問題をめぐる日本政府との合意で精神的・物理的な被害を受けたとして韓国政府を相手取り、1人当たり1億ウォン(約910万円)の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が2日、ソウル中央地裁で開かれた。

12-2  集会で慰安婦合意の無効を主張する市民ら  AJP20161202003500882_01_i.jpg
▲集会で慰安婦合意の無効を主張する市民ら=(聯合ニュース).

 地裁は政府側に対し、合意が持つ法律的な意味についてより具体的に説明するよう求めた。その上で「合意が国家間の条約なら効力が問題となるが、当時は国会での批准など条約の手続きを経ていない」として、「政府代表者間の約束なのか外交協定なのか、精密かつ緻密に明らかにしてほしい」とした。

 政府の代理人は「条約ではないと思う」と説明し、検討して書面で提出する考えを示した。

 慰安婦被害者らは合意が「韓国政府が日本側との積極的な交渉を行わないのは違憲」とする2011年の憲法裁判所の決定に反し、被害者に精神的・物理的な被害を与えたとして提訴した。憲法裁判所は当時、政府が慰安婦問題解決のため、日本政府に損害賠償の責任を問わないことは慰安婦被害者の憲法上の基本権を侵害すると判断した。

 この日、原告の代理人は「合意は(韓国)政府がこれ以上何もしないとする放棄宣言」と指摘。「被害者の権利回復、賠償請求のために何もやっていない」と主張した。

 地裁は合意の性格を具体的に規定してから当事者尋問などの計画を立てることにした。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2016/12/02/04000000-00AJP20161202003500882.HTML
-------------------------------------------------------------------------------
ハンギョレ新聞社
国定教科書、草稿で「親日は日本の強要により不可避だった」という詭弁.
登録 : 2016.12.02 00:21修正 : 2016.12.02 09:28

国史編纂委員会による草稿検討意見書を分析 
李承晩の長期執権を「優秀なリーダーシップ」と表現 
セマウル運動も功績だけに偏った記述 
露骨な親日・独裁美化を試みたことを確認 
国史編纂委、検討後2025件の修正要求 
民主党特委「学校で使用できない不良品レベル」
.

12-2  済州4・3犠牲者遺族会は30日午前、済州道議会の道民の部屋で記者会見  148062346309_20161202.jpg
▲済州4・3犠牲者遺族会は30日午前、済州道議会の道民の部屋で記者会見を開き、済州4・3事件叙述縮小・歪曲論議が起きている政府の国定歴史教科書を糾弾した。遺族会は教育部を抗議訪問し、今週末の朴槿惠政権退陣ろうそく集会に参加すると明らかにした=ホ・ホジュン記者//ハンギョレ新聞社.

 国定教科書の執筆陣が原稿本(草稿)で「維新憲法が民主化運動の憲法的根拠になった」などの記述をしただけでなく、親日行為は日本の強要により仕方なく行われたと記述しようとしたところ、国史編纂委員会(国編)によってブレーキをかけられていた事実が明らかになった。

 共に民主党の歴史教科書国定化阻止特別委員会は1日、国編から提出された「国定教科書原稿本検討報告書」を分析した結果を発表した。この報告書には原稿本の内容は書かれておらず、該当ページと「修正勧告事項」、「理由または根拠」のみが書かれている。

 分析結果によると、国編は中学校の「歴史2」原稿本の親日派に関する記述について「現在の記述は一部の有力者の親日反民族行為が日本の一方的な強要によってのみ行われたと誤解される素地が多分にある。親日行為の自発性についても言及する必要」と指摘し、「植民地支配や侵略戦争に積極的に協力した一部の韓国人の親日反民族行為があったことに留意する」という編纂基準を根拠に提示した。

執筆陣は親日派議論のある作曲家の作品を民族独立の意志の表現と記述しようとして指摘されもした。国編は「安益泰(アン・イクテ)の『韓国幻想曲』作曲を民族独立の意志の表現と評価できるか検討が必要、親日派議論があるため記述に慎重になる必要」と意見を出した。光復(解放)以後の朝鮮半島の経済的困難に対する執筆陣の記述は、国編から「光復以後の経済生活の困難を、南北の産業施設の偏在性、食糧問題とインフレーションについての言及もせず、日本人技術者の(自国への)帰還などで説明することは不適切」という指摘を受けた。

 李承晩(イ・スンマン)政権についても否定的な部分を最小限に記述しようとして国編から修正要求を受けた。国編は「3・15不正選挙について内務部・警察動員など政府の介入と反対デモの要求事項を明示すること」と指摘し、その理由として「3・15不正選挙に対する李承晩政権の責任を明確にしなければ、4・19革命と李承晩大統領の下野が説明できない」と明らかにした。さらに「3選改憲と長期執権は自由民主主義の秩序の毀損に関わる問題であり、李承晩大統領のリーダーシップの問題に局限することはできない」という意見を出した。

執筆陣はまた、朴正煕(パク・チョンヒ)政権時代を「維新体制の誕生」というタイトルで美化し、セマウル運動について成果だけを記述して修正要請を受けた。高校「韓国史」原稿本について国編は「誕生という小見出しを修正し、独裁という表現をはっきりと明記すること」、「長期執権による独裁化で民主化の試練の過程を補完して記述すること」、「セマウル運動の成果だけでなく限界も指摘すること」などを要求した。執筆陣は中学校「歴史2」で1997年の通貨危機の原因として「ストライキ」を取り上げ、国編から修正要求を受けもした。

 この他にも検討報告書には「学界で通用する用語と見られない」、「中学校の原稿と同一である」、「従来の教科書の資料を利用しないこと」などの意見が多数繰り返されている。中学校の「歴史」原稿本について国編は「高校韓国史(未来N編)250ページの段落と酷似しており、盗作疑惑が提起される可能性がある」とも指摘した。

 この検討報告書は5月、国編研究官24人が時代別に6つの分野に分け、各4人ずつが担当して作成した。中学・高校の3冊の教科書に対する検討意見は計2025件に上る。

共に民主党の歴史教科書国定化阻止特別委員会は「5月に最初に作られた教科書は、親日・独裁美化の傾向がさらに露骨だったという事実が確認された。検討意見で2025件を指摘されたというのは、いくら直したとしてもこの教科書が学校で使用できない不良品レベルであることを証明している」と強調した。

韓国語原文入力:2016-12-01 22:55
http://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/772929.html 訳M.C(1850字)

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/25834.html
-------------------------------------------------------------------------------
ハンギョレ新聞社
[社説]予想通りの「朴正煕美化」教科書は即刻廃棄すべき.
登録 : 2016.11.29 08:11修正 : 2016.11.29 09:44

12-2  韓国史教科書国定化阻止ネットワークの会員たち  148034736594_20161129.jpg
▲国定歴史教科書の現場検討本と執筆陣が公開された28日午後、政府ソウル庁舎前で韓国史教科書国定化阻止ネットワークの会員たちが国定化の全面中断を要求している。彼らはこの日公開された検討本を「朴槿惠による朴正煕のための親孝行教科書」と規定した=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社.

 朴槿恵(パク・クネ)政権は、国民の大半の反対にもかかわらず果たして28日、国定歴史教科書の試案である検討本の公開を押し切った。教育部は12月23日まで世論を収集して国定と検定の混用や試験適用などを検討する考えだ。
 しかし当初から指摘されていたように国定教科書の制度自体が世界的にごく少数の未開な全体主義国家でこそ見られる後進的政策であることは公知の事実だ。それなのに教育部は国民的信頼を失った国定教科書を手にして、いまだに「混用」うんぬんしているのは国民を愚弄するまやかしに過ぎない。主権者である国民から事実上弾劾されている大統領が押しつけてきた国定教科書が継続使用されるはずはなく、全国の市道教育委員長や現場の教師、生徒の反発で配布自体も困難だろう。無用な混乱を招くだけで、その責任は朴大統領はもちろんイ・ジュンシク教育部長官や教育官僚が共に負わなければならない。

 予想通り検討本の内容は朴正熙(パク・チョンヒ)独裁を合理化して親日記述を縮小するなど「朴正熙美化」に重点を置いている。高校の韓国史の教科書は、朴正熙政権の説明に何と9ページも割いて経済開発5カ年計画の成果などを取り上げる一方、維新体制(朴元大統領の執権後期)に対する批判は「基本権は大統領の緊急措置によって制限された」とわずかに叙述するに終わっている。5・16クーデター勢力の6項目の「革命公約」を別枠で詳細に紹介しているかと思えば、セマウル運動についてもその関連記録の世界記録遺産登録まで含めて詳しく盛り込んでいる。独立運動に関する叙述を減らすだけでなく、親日派の親日行跡に関する叙述を大幅に減らしているのも朴正熙の親日性と関係なくはないだろう。朴正熙美化の基調は中学校の<歴史1><歴史2>でも同様だ。

 朴大統領が釘を刺した通り、任期中の配布を目標に「覆面執筆」を強要した結果、予想通り父親(朴正熙)に捧げる「家族教科書」が生まれたのだ。

 遅れて公開された執筆陣を見ると偏向性や偏狭性が顕著だ。日本の強制占領期は「近代化には役に立った」というニューライト的歴史観を持つ人々が近現代史の大部分を執筆したというのだから、どんな教科書かは火を見るより明らかではないか。

 道路を埋め尽くした数百万のロウソクの炎の民意は、親日・独裁に寄生してきた反民族・反民主的腐敗既得権勢力が築いた弊害を掃き清めようという声に徐々に進化しつつある。その既得権構造を打破することができなければ歴史は再び後退しかねない。40年ぶりに再登場した朴正熙美化教科書はそれが偶然でないことをよく表している。

 全国の市道教育委員長は国定教科書の推進に協力しないことを明らかにし、教師や生徒、父兄も不服従運動を準備している。近い将来国会で大統領弾劾案が可決されれば、もはや推進力を持ちえないだろう。教育部はまやかしをせず、「朴正熙美化」教科書を直ちに廃棄するのが当然だ。

韓国語原文入力: 2016/11/28 18:55(1309字)
http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/772321.html 訳T.W

http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/25800.html


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

posted by 大阪のこころさん at 22:00| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。